思い出話が生きるエネルギーになる秘密 - クローバー -人生最高の体と心-

本記事では，思い出に浸って「懐かしい」と感じることの心理的メリットをご紹介します。

依然として，コロナで自粛生活が続いておりますね。あなたは，この自粛期間中に，学生時代の旧友と久々に連絡を取ったなどということはありませんか？普段は忙しくてなかなか連絡を取ることができませんが，久々に話して学生時代を懐かしむというのも時には良いですよね。

懐古，すなわちノスタルジーには心理的メリットがあるのでご紹介をしていきます。

ノスタルジーとは，フランス語で「過ぎ去った時間や時代，故郷を懐かしむ気持ち」という意味です。

諸説ありますが，実はノスタルジーは人間だけの感情であり，他の動物にはないと言われているんだとか。

心を健康に保つ上で，【上手に】ノスタルジーを活用していきましょう。

脳科学者の茂木健一郎さんは以下のように語っています。

「思い出す行為」
≒
「アイデア出しする行為」

思い出す行為が，脳細胞間のつながりを強くします。そして結果的に，アイデア出しする行為に必要な【想像力】が養われるということです。

旧友と楽しく思い出話をしながら，それと同時並行であなたの想像力が養われていると考えると嬉しいですね！

あなたが懐かしいとしみじみ感じるのはどんなときでしょうか？

ズバリ！人は気持ちがネガティブな時に懐かしさを感じやすいんです。そんな，気持ちがネガティブなときに懐かしさを感じるだけで，あなたの気持ちが少しポジティブになるんです。

さらに，懐かしいと感じるときは「周囲の人に支えられている」という【社会との一体感】を感じる度合いが高くなるということも分かっています。ちなみに，懐かしむ思い出がポジティブな内容であるほど効果が高まるので，昔の話をするときは苦労話ではなく楽しかった話をするように心がけてみると良いですね♪

ここから，気を付けたい注意点にも触れていきます。

懐かしむということをやりすぎてしまうと，そこから抜け出せなくなってしまうという危険性があります。

たしかに，昔のことを思い出して楽しかったことを懐かしむ時間はとても幸せだと思います。しかし，新たな経験をするというのを放棄してしまっているんです。

5年後のあなたを想像してみてください。

「今」は5年後のあなたから見たら思い出となりますよね。そのときに，楽しかったと笑って話せる思い出があったらまた幸せですよね。

時には昔を思い出すことでエネルギーをもらってポジティブになり，

「今」を大切に生きるための活力にしましょう！

昔を懐かしむ気持ち，ノスタルジーには

・想像力を鍛える

・気分がポジティブになる

といったメリットがあります。

過去の思い出を糧に明日からも元気に過ごしていきましょう。

将来のあなたから見たとき，今が素敵な思い出になりますように。